きた場合、MacrolideだけでなくClindamysinにも耐性と考える
べき。
一般的に病院内でのMRSA感染は他剤耐性のため治療薬はVancomycinと相場は決まっていますが、
市中MRSA(community-acquired MRSA; CA-MRSA)感染の時は MacrolideやClindamycinには感受性であることが多いようです。
つまりCA-MRSAのときにはVancomycinを温存してマクロライドやクリンダマイシンで治療すればよいのですが
上の交差耐性のことを知らないと治療に失敗することがあるので注意です。もう一つ付け加えて教科書的に記述すると
マクロライド耐性菌では交差耐性があり、クリンダマイシンにも耐性です。このことは多剤耐性グラム陽性球菌(VRE, VRSA,etc)治療に用いるダルフォプリスチン・キヌプリスチン(シナシッド)にもいえますので、注意が必要です。 (感染症レクチャーノーツより)
アジスロマイシンについて
腸内のグラム陰性菌にはアジスロマイシンが効くと漠然と思っ
ておくとよい。
このことは市中肺炎の起炎菌Big6とからめるとわかりやすいと思います。
肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラキセラ、クラミジア、レジオネラ、マイコプラズマは
昔はアジスロマイシン1剤で治療できました。それくらい便利な薬なので、私たちの先輩方が外来で咳や風邪の治療に対して簡単に処方した結果、マクロライド耐性の肺炎球菌や溶連菌が日本では増えたということです。だからペニシリンアレルギーの溶連菌感染に対してマクロライドはほとんど使えないのが現状です。
ただ、グラム陰性菌を狙ってアジスリマイシンを選択することはないはずなので『漠然』と思っておくとよいのでしょう。
また、「1種類のマクロライドへの耐性があれば、基本的に他のマクロライド系についても耐性」と考える必要がある点をおさえておきましょう。
分けの分からない死にそうな人にはMinocyclin
なんかよくわからないからカルバペネムではなくミノマイシンなところがサスガですね(笑)。
逆に言うと感染症を適切に治療している人にとってカルバペネムが効く感染症でよくわからないものはあまりないのかもしれません。
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