どこかでみかけた別の本ではkiller chest painの一つとして『Tension Pneumothorax』があげられている。
Harrisonを開いてみると
Spontaneous・・・先行する胸郭の外傷無しにおこるもので原発性と続発性がある。ブレブの破裂によりおこる。
Tension・・・呼吸サイクルを通じて胸膜腔内圧が陽性の気胸
とある。
どちらかというとTensionの方が致死的であることは『胸腔内圧陽性は致死的であり、換気が高度に障害され、陽圧により縦隔が圧迫されるため静脈還流量が減少し心拍出量の減少がおこる』と記述されていることからも推察される。
では起こり方はどうかというと原発性のspontaneousの気胸は主に喫煙者に起こり、続発性の気胸はほとんどがCOPDが原因である。で、肺疾患のある患者は肺の予備能がないため、健常者に比べると致死率が高いとある。
一方、Tensionの方は心肺蘇生時または人工呼吸時におこる。
以上のことから、Tensionは予想されうる気胸であり、Spontaneousは基礎疾患の有り無しにかかわらず、疑わないと胸痛のDDxにあがってき難いということだろうか。
とりあえず、この辺りで理解しておくこととしよう。
Pneumothorax
1.Primary Spontaneous Pneumothorax
2.Secondary Spontaneous Pneumothorax
3.Traumatic Pneumothorax
4.Tension Pneumothorax
Reference
Harrison 16th:Pneumothorax

